第10位 不惑のスクラム (NHK)
舞台は大阪。
そして濃い大阪弁が飛び交うおっさんのヒューマンドラマ!!
自分のせいで1人の人間の命を奪ってしまい
出所後も家族の元には戻れず生きる気力を失っていた
中年男性、丸川良平(高橋克典)が偶然にもラグビーと再会し
生きる気力をラグビー、そして仲間によって
再び取り戻すヒューマンドラマ。
そして丸川を救うきっかけになったラガーマン達が
とても魅力的な俳優さんたちで見てるだけで
こちらも元気になれるような気にもなりました。
萩原健一を始め、渡辺いっけい、村田雄浩、
徳井優、上杉祥三、松尾諭、高橋光臣、増田修一朗。
そして丸川の奥さんには戸田菜穂、
萩原健一演じる宇多津の奥さんに夏木マリ、
宇多津がラグビーで怪我を負わせてしまい
車椅子生活になった元ラガーマンに竹中直人と
豪華な俳優たちの演技が見られるだけでも
価値のある作品でした。
もちろん脚本が素晴らしいからこそ心が打たれました。
確かに刑務所に入ってた人を簡単に受け入れるのは
難しいことかもしれない。
その葛藤もちゃんと描かれていたし
けど大阪のおっちゃんのおせっかいな感じが
随所に散りばめられていて
ステキな仲間にがいることの幸せさも感じることが出来ました。
1人1人のキャラも俳優さんからにじみ出るものがあって
ほんまにステキでした!!
渡辺いっけいさん演じる陣野進の娘、陣野美緒役で
ウチの大好きな中村ゆりかちゃんが出てました。
可愛いーーーっ♡
(高橋克典さんも渡辺いっけいさんもいい笑顔!!)
で、右下に居てるのが
高橋克典演じる丸川良平の娘の坂巻華を演じた
根本真陽(まはる)ちゃん。
『弟の夫』でも佐藤隆平の娘を演じてて
とてもキュートだったんで覚えていました。
それにしても最近やたら大阪弁のドラマが好きです 笑
なんか安心感と言うか居心地がいいような気がします。
それにしてもNHKのドラマはハズレがほとんどない。
脚本力が素晴らしいし出演する俳優さんも素晴らしいです。
第9位 黒書院の六兵衛 (WOWOW)
江戸から明治に変わる動乱の時代。
江戸城明け渡しの日が近づいていたにも関わらず
とある武士が城にやって来て、無言で居座りを始めた。
城の明け渡しまでに彼を説得し、
城から追い出すことが出来るのか!?
居座りを無言で貫く的矢六兵衛役に吉川晃司。
彼がただそこに居るだけで存在感があり
武士の品格が漂っていて、見てるだけで惹きこまれる。
吉川晃司という人物がきっとそうなんだろうけど
六兵衛には彼しかいないとまで思わされる佇まいが
本当にステキでした。
六兵衛を説得する加倉井隼人役に上地雄輔。
今まで彼が出ている作品を何本か見ていたんですけど
今回の加倉井という役が非情にステキで
こんなにステキな俳優さんやったかなと思わされました。
人の気持ちに寄り添い、間に挟まれながらも
六兵衛を尊敬し、見守り続ける難しい役にも関わらず
彼の人の良さが表れていて、素晴らしかったです。
吉川さんはほとんど台詞がなく
それでも表情や所作で十二分にも
感情を表現していたのに脱帽!!
しかも大きな展開はそこまでなく、
誰かと出会い何かに納得した後には
六兵衛がどんどんと普通の身分では入っていけない場所へと
辿り着き、そこに居座るという繰り返しだけなのに
ここまで面白く描かれているのは脚本の力が
かなりあったと思います。
結局六、兵衛とは何者かと最後まで
分からないままでしたが、それでいい。
分からないままでも彼が武士としての誇りを持っていた
というコトには違いないというのが分かったから。
城を出るシーンで今まで見守ってきた城中の者が
見送るのは圧巻で何故だか泣けてきました。
ほとんど会話を交わしていなくても
六兵衛と加倉井の間に言葉に出来ない絆が生まれていて
この動乱の時代も相まって素晴らしい物語が完成していた。
とても見応えのある作品でした。
第8位 ダブル・ファンタジー (WOWOW)
水川あさみちゃんは『のだめカンタービレ』の頃から好きなんですが
最近うーんとキレイになりましたよね。
このドラマでは体をはった演技がかなりあったんですが
むちゃくちゃ美しくて見惚れてしまいました。
やっぱりいい恋愛をしているからかな?
(窪田くんと付き合ってますもんね♡)
あさみちゃんは人気脚本家の高遠奈津を演じていたんですが
夫とは性の不一致、そして束縛もあり
夫以外の男性と関係を持ったコトから
今まで自分の中に潜んでいた自分を解放し
どんどんいろんな男性と経験をしていく。
まるで性に溺れていくように。
そして母親が毒親というコトもあり
彼女はより一層、たがが外れたように
性に溺れていったのではないかとも思う。
ここまで自分の欲望に忠実に生きられるのは
ある意味羨ましいかもしれない。
けど、それと同時に強い女でないと自分のしたいようには
なかなか生きられない。
それを力強く、時には儚く演じる水川あさみちゃんが
素晴らしかった!!
話題にもなってたシーンも本当に美しかったな。
元カレ役に田中圭くんだったんですが
やっぱり彼の切ない表情って心がきゅんとする。
『おっさんずラブ』でブレイクした直後の役が
奈津に溺れる不倫男の役だったけど
役を選んでないところも好感が持てる。
そして奈津を束縛し、奈津が書く脚本に
一々指摘してくる夫に眞島秀和さま♡
やっぱり彼は独特な役をこなしてしまうところがすごい。
そして奈津のエッセイの担当者であり
理解者でもある岡島杏子を篠原ゆき子さんが。
彼女は『コウノドリ』で赤ちゃんの死産を経験する
母親を熱演して話題になりましたが
やっぱりそこに居てるだけで存在感がある。
ウチは『深夜食堂』で知ったんですけど
大好きな女優さんです。
第7位 ヒモメン (テレ朝)
大好きな川口春奈ちゃんと窪田くんのドラマなんで
見てみようと第1回目を見たんですが
碑文谷翔のヒモ具合があまりにも酷過ぎて
全然笑えへん!!とリタイヤしようか迷いました 笑
けどとりあえず第2回も見てみようと思って見たら
まさかの神回!!
川口春奈ちゃん演じるゆり子が家に会社の先輩
田辺聡子(佐藤仁美)を呼んだ時に翔が仕事が出来る男を熱演。
もうそれがおもしろ過ぎてツボってしまい
毎週楽しみでたまらなくなりました 笑
やっぱりこれは窪田くんが演技がうま過ぎるってのもあって
コメディでも完璧ってコトですよね!!
ヒモやのに全然憎めない!!
実際、ヒモを養うのは無理ですけど。
そしてこのドラマには素晴らしいキャストが沢山!!
ナルシストでゆり子を自分のものにしようと
奮闘する医師、池目亮介に勝地涼。
ほんま最高!!
若干『あまちゃん』の前髪クネオを彷彿させる池目先生 笑
ゆり子と翔を別れさせようとやったコトが全部
裏目に出るという王道パターンも彼やから
ここまで面白く演じられるんやと思います。
ゆり子の姉に片瀬奈々。
彼女もまた妹をなんとかヒモの翔と別れさせようと
奮闘するんですけどいい味出てました。
制服も似合うって最強ですね!!
ゲスト出演でも佐藤仁美演じる田辺聡子の彼を演じた
音尾琢真さんも最高でした。
ヒモを更生させようと翔をヒモ更生プログラムに参加させたけど
自分もヒモだったというオチ!!
なにせヒモが好きな田辺聡子の彼氏ですもんね。
コメディ100%のドラマやのに
一度ゆり子が違う人と結婚させられそうになった時に
池目先生までも翔がゆり子に会えるよう
病院のみんなと助け合う回に何故か感動 笑
コメディやのに感動までさせて貰えて
ここまで楽しめるドラマもそうないかも!!
7話までしかなかったのがとっても残念なぐらい
面白いドラマでした。
『ヒモメン2』熱望!!
第6位 恋のツキ (テレ東)
徳永えりちゃん初主演ドラマ。
『わろてんか』に出演して一番ブレイクしたのは
彼女ではないでしょうか!?
大学生の時の彼氏と同棲はしてるけど結婚もあやふやで
映画館でバイト中の平ワコ。
31歳で定職もなく、彼氏とマンネリで張り合いもなく
将来の不安もあるし、なんとなく毎日を過ごしてた彼女が
偶然、彼女が働く映画館にドンピシャの好みの顔の
高校生(伊古ユメアキ)が現れる!!
自分よりもかなり年下、しかも高校生の彼。
好きになってはアカンと思いながらも気持ちは止められず
ワコはどんどん伊古くんのコトが好きになっていき
関係を持つまでになる。
好きになったらダメな人、そして裏切られない人の間で
揺れ動く女心が丁寧に描かれていて
あまりにも不器用な彼女に時には苛立ちさえも覚え
それでもワコは誰を選ぶのか、先が読めない展開に
毎週ちょっとしたワクワクがあり、ハマった作品でした。
ワコと同棲中でワコの浮気が発覚し
一度は改心したかに見えた青井ふうたを
渡辺大知くんが好演。
彼のお芝居はとってもナチュラルで彼自身が
ふうたそのものに見えるコトもしばしば。
見ながら、絶対こうゆう男とは結婚したくないとまで
思えたぐらい。
渡辺大知くんと言えば朝ドラ『まれ』でほとんど台詞がない
まれの同級生を演じてたけど、こんなにステキな
俳優さんになっていたなんて!!
今後も目が離せない俳優さんです。
そしてワコを一途に思い、束縛傾向にある
高校生、伊古くんを演じたのがウチが注目してる
神尾楓珠(ふうじゅ)くん。
そりゃ、ワコが惚れるのもしょうがないってぐらいイケメン。
純粋でワコのコトが大好きでふうたとは違い過ぎる。
ワコがふうたと別れてからは豹変して
ワコが会社の男性と話すのさえもイヤになってしまう。
感情をぶつけるまだまだ若い男の子を見事に演じてました。
そしてなんと!!
浮気現場を目撃しワコの一番辛い思い出になった元カレに
ウチの大好きな安藤政信くん!!!
大人の魅力満載過ぎーーー!!
伊古くんもイケメンやけど政くんの色気には誰も適わない!!
ワコにプロポーズするけど、ワコを家の中においておきたい
ちょっと束縛気味な感じが露呈。
政くんを選ぶのかと思いきや、最終的に伊古くんを選んだワコ。
18歳未満の男の子と成人女性が付き合い
関係を持ってしまうのはアウトだそうで。
ワコももっと慎重にすべきやったのに路上で伊古くんとハグしたのが
会社の人に見られ、会社で白い目で見られるように。
こんなコトもあり、別れるのかと思ってたんですが
最終回ではワコは映画館のオーナーになり
伊古くんも憧れだった映画監督になっているという
ちょっと無理のある結末になっていたのはちょっと残念でしたが
この過程が先が読めず、ワコの気持ちになって
一緒にドキドキしたりかなり楽しめた恋愛ものでした。
そういえばゲスの極み乙女。の川谷絵音くんが
映画監督役で出演してましたが
特に違和感なく演じてはりました。
まぁそこまで出演シーンはなかったけど。
Indigo la EndのPVでも時々演技してるから
少し慣れてたのかな。
徳永えりちゃんの体当たりの演技もあり
かなり濃厚なラブシーンが実現し
それも相まってリアル感のある作品になってたと思います。
※画像は全てお借りしました。